Thursday, November 29, 2007

Vistaもなかなか

これまで3年半使ってきたPC(Windows 2000)が性能的にも経年的にもやばめだったのでPCを新調しました。

プロセッサはシングルコアからデュアルコアに、
メモリはDDR(PC-2100) 768MB から DDR2(PC2-6400) 2GB に、
ビデオカードはGeForce 6200(バリュークラス)からRadeon HD 2600XT(メインストリーム)に、
インタフェースはAGPからPCIe, ATAからSATA、LANもオンボードでGbEサポート。

…と、まさに世代交代な感じ。

そういえばオプティカルドライブもCD-ROMドライブからDVD-RWとかRAMも書き込める奴になりました。書き込み可能な奴を所有するのは初めてだったりします。

で、OSは思い切って Windows Vista Home Premium, しかも64-bitに。

前は「要らない」と思ってたんですが、スペック的には余裕だし、何か今更既に枯れたOSであるXPを買うのも面白みに欠けるので、Vistaに。
更にどうせ買うなら、せっかくCPUが対応してるんだから64-bit…という事で、冒険しちゃいました。

エクスペリエンスインデックス(Vistaで計測される性能指標)みたいなやつは5.1でした。Max5.9なので上の下ってところでしょうか。


…まぁ、Vistaも使用感はなかなか。

デスクトップですが、描画の仕組みが変わってフリップ3D(Windowがパラパラめくれる奴)が使えるようになったというのが有名ですが、あれはやっぱり飾りでした。あまり使いません。

それよりも、XPとか旧製品でも使えた"Alt+TabでWindow選択"、これにWindowのサムネイルが表示されるって方が実は大変便利です。XPまではアイコンのみなので、同じアイコンのウィンドウを複数開いてるとタイトル確認して開かないと…って感じですが、Vistaではその点選択しやすいです。


互換性の問題ですが、ハードウェアさえ対応できればソフトウェアは特に気にしなくても動くなぁっていうのが今のところの感想。
64bit OSですが、32bitアプリケーションも普通に動きます。
(ただ64-32間でdll等を直接呼び出したりとかはできないけど、今のところは特に問題なし)


UACっていうアカウント制御もいいですね。
Adminユーザ(Administrator)と普通のユーザを作っといて、普段は普通のユーザで使いながら、ソフトウェアのインストールとかコントロールパネルの操作とか、Admin権限が必要なときはAdminのパスワード入れればAdminで実行できるので、利便性とセキュリティを兼ね備えてる気がします。

スタートメニューを開くと検索boxがあるのもいいです。
Windows 2000でfenrir(窓の杜)というキーボードランチャを使ってた俺にとっては特に。
デフォルトではスタートメニューにあるショートカット類とか最近使ったファイルとかが検索対象ですが、インデックスを貼れば増えるし…俺的には「スタート」もようやく使えるランチャになったか…って感じがします。
あ、サイドバーは邪魔なのでdisabled.

…と、俺にとってはなかなかGOODなVistaですが、Windows 5.x系(2000とかXPとか)とは違う点が多いので、あまり気軽に乗り換えるものでもないかなぁ。とは思う。
特にコントロールパネル周りがかなり違う気がする。

またハードウェア要求が上がってるのも確かで、XPがやっと動いてるようなPCで乗り換えるのは絶対無理だろうし、そこそこでも軽く使いたいならやはりまだ早いだろうと思います。

まぁそんなこんなで、Vista食わず嫌いも良くないんじゃないかな。と言いたかった事を言ったので、今日はこのあたりで。

Friday, November 16, 2007

メモリ安すぎ

メモリ続落、PC2-6400の1GBが1,999円で2GBは6,480円 / AKIBA PC Hotline

1,999円になるようなモジュールの品質には少し疑問符だけど、安くなりましたね…。
4GB積んでも約8千円ですか。

すごい時代になったものです。

そういえばその昔というか約10年前、俺が初めて所有したPCのHDD容量が4GBでした。


一方で…

Hynix、5Gbps動作の1Gbit GDDR5ビデオメモリ / PC Watch

もう5ですか…スーパーサイヤ人みたいですね。

Saturday, November 10, 2007

IT業界に絶望した!

不人気だと思ってたら絶望だそうです。
俺も絶望です。

ニッポンIT業界絶望論

ちょっと補足しておくけど、ここでIT業界っていうのは、SIerのことだ。お客さんの要件をヒアリングして、その要求に沿ったシステムを受託開発するっていうビジネスのことを指している。

ぼくもその昔、その世界のループに組み込まれていた。そして華麗なるコミュニケーション能力とやらをいかんなく発揮し、場の空気を読み、生意気なぐらいのチャレンジ精神で、それなりに仕事のできるよい子だったようだ。

いや、正直に言うよ。正直に言うとだね、結構楽しかった。


うん、俺も正直に言うとだね、結構楽しかった。文句を言いながら、それ以上に楽しみを感じていた時期もあった。

結局我慢できなくなっちゃったけど。


だって、考えてみてごらん。お客さんのところに出向いて行って、その業界のことをじっくり観察・勉強して、業務課題を理解し、それをえぐり出してあげると、「あぁこの人はわかってるんだな」と思ってもらえる。「若いのに、社会やビジネスの構造がよく見えているんだな」なんて風に思ってもらえる。相手がそういう風に認めてくれているのを肌で感じるんだよ。

そしてさらに、それを実際に技術的な次元に落とし込んで、ソフトウェアという形にして作り上げて「ほら」と見せてあげたら、今度は「この人は、業務を知ってるだけじゃなくて、それを実際に形にすることができる技術まで持ってるんだ」っていうリスペクトまで得ることができる。


そんな機会は、下流と呼ぶに相応しい企業に2年半居ただけの俺には無かったかな。
要求と設計は既に固まって(るかのように見えて)いて、それを実装に移す作業が大半だった。

それでも、少しは楽しかったのだ。
なんか、"実装作業メイン"てプログラマとしてはいいことじゃない?

要求や設計を固める人も優秀でないとそうでない人が居て、正直あまり優秀でない人はお「客さん」よりちょっとコンピュータの知識があるかなぁって程度なのに設計とかやってるわけだけど、そういう人の設計の隙間を突いて埋める作業も、なかなか楽しかった。

優秀な設計者というのに終にお目にかかる事はなかったのがちょっと悲しいけど。


そしたら、そのお客さんはぼくのファンになってくれるわけだ。次回からは、直々にご指名が入るようになってきて、でもゴメンなさい、もう今は他の仕事で忙しくて手一杯なんです、ってお断りしなきゃいけないサイクルに入ってくる。予定表はいつも一杯で、昼間は分刻みでアポをやりくりしながら都内をぐるぐる回って、夜に帰社してToDoリストを片っ端からやっつけていく、そんな日々が延々と続いていく。


スケジュールが分刻み…とかではなかったけど、それなりにプログラマとしての俺を求めてくれるお客さん…というか、同業のはずの常駐先(笑)は結構あったようだし。

そして、徹夜に徹夜を重ねたあとにカットオーバーした瞬間の、朦朧としていく意識とともに自分の体から重力の作用がふっと立ち消えていくような、えもいわれぬ高揚感。たとえそれが半年程度のプロジェクトでも、それが終わる頃にはお客さんとはもうまるでオマハ・ビーチの死闘をくぐり抜けた戦友のような知己となっている


今思うと何が悲しかったって、一応2年半もSIerの端くれだったのに、カットオーバーの瞬間を一度も経験できていない事ですかね。

常駐(派遣)がメインな会社だったので、何月の1日からどこどこの会社に常駐とかいうスタイルと、何月何日になるか分からないカットオーバーとは噛み合わなかったんだね。

いつもどおりの常駐先での仕事も、たまに社内で仕事をする事があっても、プロジェクトが落ち着きを見せてようやく終結しようか…って時に、そのプロジェクトが落ち着いてきたからこそ、「何月からはあそこの会社ね」とか言われて、言われるがままに毎朝の電車の行き先を換えていた。
次の仕事をしながら「あのプロジェクトは無事終わったのかな」と気にしても、次の仕事の納期の壁が大きくて、その先は見えなかった。

そんな風にお別れした俺が関わったプログラムがこの世のどこかで動いてる(…たぶん)と思うと、なんだか悲しくなってくる。


コンピュータの性能はこの40年で1億倍になった。当時10億円したメインフレームと同じ計算力を現在なら10円で入手できる。かつては巨大なスーパーコンピュータが設置されている電算室の前にエリートたちが列を作って順番待ちしていたのに、今ではその何万倍もの性能の端末を女子高生たちがポケットに入れて持ち歩いている。

こんな圧倒的なイノベーションが現在進行形で起きている時代にせっかく生きていながら、自分のやっていることのなんとちっぽけなことか。そういう焦燥感を覚えた。


…この人は俺だろうか?
(冗談です、俺なんかより余程優秀な方とお見受けしています)

自分も、携帯電話を見てハードウェア技術の進化の前に自分のちっぽけさを噛み締める事もあれば、仕事を終えてwebを眺めていると目にする様々なwebサービス、進化するソフトウェアのあり方に、自分の仕事のちっぽけさを嘆く事もあった。

SIerはそのイノベージョンを享受するだけで、享受してるからこそ自らは何のイノベージョンも生み出せないのだ。大半の場合は。


その「気付き」は、ソフトウェアさえ作ってれば何か貢献してる、と、気がつくその時まで思っていた俺に大きな絶望感としてのしかかった。

社会人・仕事人間としては失格だが、それ以来自分の仕事が無意味でどうしようもないものとしか思えなくなって、イヤでしかなくなった。

業界がこんなだから日本のITは良くならないし、お客さんもきっと不利益を蒙っている。
なのに自分はこんな業界にいて、仕事をしている。
まるで共犯者じゃないか。

…まぁ、そんな思いが重なって終には辞めてしまって、今ではもっと何にも貢献できない人間になってしまったけど(笑)


と、これだけ長々と書いといて言いたい事はひとつだけで、自分のことを優秀だと思ってるプログラマな学生は、断じてSIerの端くれになるべきではない。

と思う。


技術の提供者でなく、技術の開拓者になれる仕事を探そう。
本当に数は少ないけど…

Thursday, November 01, 2007

IT業界が不人気の理由…

atmarkitに「IT業界不人気の理由は? 現役学生が語るそのネガティブイメージ」という記事があった。

まぁ、IT業界(狭義)にイメージが湧かないのは仕方ないかな。
企業相手に商売してる以上学生には知る由もない。

…ので、ネガティブキャンペーンをします。

簡単に言ってしまえば、とある企業の「こんなシステムが欲しい」という要求に応えるのがIT業界(狭義)の仕事で、ユーザ企業もベンダ(つくる側)も規模は大小様々。
大抵の場合は、大きなベンダが仕事をとってきて、実は小さなベンダが作っている…とみせかけて、本当は更に小さな…以下略。その上下請けと見せかけて実態は派遣とか、まぁ色々ある業界です。
構造的には建築業界に似ていますが、技術が重視されないという意味では建築より酷いかも。

# 他にもハードウェアとかネットワークのメンテナンス専門とかそういう会社もIT業界(広義)に含まれると思いますが、そういう会社には居た事がないので全然分かりません。

自分はこの業界が大嫌いで、大嫌いな業界に耐えられなくなって仕事できなくなって辞めた経験があるので、オススメできませんというか、記事の下の方で「絶対に嫌」って言った勇気のある学生に拍手。

ソフトウェア作る仕事がしたいならIT業界(狭義)なんかよりも断然店頭で売ってるパッケージソフトウェアを作るような会社や、はてなのようなwebサービスの会社に人気があって然るべきというか、オススメです。